ちゃいたんの躁うつ病日記

わたくしこと、「ちゃいたん」(齋藤の中国語発音)がいかにして躁うつ病になり、これまで十九年間、いかにして過ごし、現在どのような状況にあって、具体的に何をどういうふうに考えていののか、をつづったブログ。

11月15日 「退院後」

 そんなこんなで、私は「閉鎖病棟」生活を経て「解放病棟」に移り、やがて退院したのです。しかしながら、もはや持病となった「躁うつ病」は決して完治せず、これまで病休・休職扱いのまま、5回くらい入退院を繰り返してきました。そして、もうこれ以上は学校を休めない、という理由で、とうとう「退職」を余儀なくさせられたのです。その間、当時の校長や上司は1度の見舞いにも来てくれませんでした。私は悔しくて、悲しくて、家族にも申し訳なく、何度も男泣きをしました。
 「躁うつ病」と付き合って、もう19年になります。また、障害者手帳2級を所持し、「労災」とはいえ、国と県から2か月に1回、障害者年金ももらっています。しかし、退院後、これまで何度もパートやアルバイトを経験してきましたが、単に「障害者」ということで、偏見や変なレッテルを貼られることも事実です。私などは、パートの仕事で無視されたり、理由もなしに肩でタックルされたり、暴言を吐かれたりされたこともありました。
 またこの病気は、言ってみれば女性の生理みたいなもので、私の場合、3~4か月周期で「うつ状態」になってしまい(主に「無気力」、「耳鳴り」、「幻聴」、「悪夢」、「早朝覚醒」等の症状に悩まされ、じっとラジオを聴きながら寝ていることが多い。)、薬の副作用のため異常に汗をかき、体重増加・頭皮の脱毛・インポテンツに苦しめられており、いまだに独身です。そのため、なかなか1つの仕事に就労することができずに、ミジメな気持ちになることもありますが、決して悪いことをしたわけではありません。ただ私の場合は、頑張りの限界を超えた果ての病気でした。(つづく)