ちゃいたんの躁うつ病日記

わたくしこと、「ちゃいたん」(齋藤の中国語発音)がいかにして躁うつ病になり、これまで十九年間、いかにして過ごし、現在どのような状況にあって、具体的に何をどういうふうに考えていののか、をつづったブログ。

11月15日 「閉鎖病棟」での生活

 「閉鎖病棟」での生活は、実に悲惨です。何しろ全体的に薄暗くて沈鬱だし、トイレは大便でぐちゃぐちゃに汚れきり、お風呂は週に2回あるのですが、他人の髪の毛やら陰毛やらウンチやアカ等がプカプカ浮いています。当然、外には出られません。眼つき顔つきのアヤシイ患者、裸同然で叫び廊下を走り回る患者、「こんな所にいるんだったら刑務所に行った方がマシだ!」と言って、老人の首をタオルで絞めつける若者だっています。
 食事は味付けも薄く、「白身ザカナ」ばかりで、はっきり言ってマズイし、楽しみと言ったら2時間おきのタバコ1本と(今現在は完全禁煙です。)、週1回の「おやつ」のみです。「解放病棟」のように自由に外へは出かけられませんし、「作業療法」もありません。TVはあるのですが、いつも他の誰かが独占しており、あとはただ薬を飲んで食事をし、ベッドに寝ているだけです。主に症状が重い患者さんが多く、何かトラブル(例えば自傷等の行為)があれば、別室の鉄格子に囲まれた「個室」に封じ込められます。
 看護師の中には、色々なタイプの人間がおりました。食事中、「まず、野菜から食べなさい!」といつも叱るオバチャン看護師や、「そのうちきっといいことあるよ……」と慰めてくれるベテラン看護師。退院する時は、「もう、2度とこんなところへ来るんじゃないよ」と励ましてくれる優しい病棟長さんもおりました。(つづく)